本シリーズでは、株式会社セルメスタの自主経営の“土台づくり”の軌跡をレポートとしてまとめ、読者の皆さまに、セルメスタのリアルな現場をお伝えできればと思っています。
前回は、メンバーの『最高の価値観』の特定、そして『じゅんかん』を使った『目的地図』の作成を体験しました。今回は、目的地図のアップデートを中心に行ないます。前回から今回までの間にセルメスタがみらかグループ入りするという会社としての方向転換があり、それに伴い『目的地図』のゴールも変わったため、メンバー全員で知恵を出し合いました。ひとまず、熊倉から、前回の提案を反映した『目的地図』が作成され、前回手を付けていなかったセルメスタの「ヘルスケアマーケティング」事業の説明から再開しました。
1.みんなの最高価値を『目的地図』に
2.『目的地図』に沿った組織図を作ってみよう
3.「組織図2019」のシミュレーション
1.みんなの最高価値を『目的地図』に
1-1.みんなのやりたいことを『目的地図』に書いてみる
吉原:では、『じゅんかん』タイムです。『じゅんかん』がある方はおられますか?
藤谷:『じゅんかん』。今ご説明いただいた部分はセルメスタのリソースだけでは難しいと思うのですが、現時点ではリソースの観点はどう考えておられますか?
熊倉:リソースは全く考えていません。まず、「可能性」をどんどん書いています。『目的地図』には目的の実現方法を書いて、リソースについては切り離して考えています。
奥村:『じゅんかん』。この中でリードリンクが特に力を入れたいもの、時間をいくらかけても達成したいことは何でしょうか?
熊倉:そういったことであれば「ポイント連携」という部分は力を入れてやっていきたいですね。そういう報酬があることによって、サービスを利用したくなる方は多いと思いますので。例えば、プラチナ会員となった場合は郵送検診を配るなどです。あとは在庫管理システムですね。
奥村:郵送検診については、お客様にとっても手間の掛からないシステムで、私も大賛成です。
熊倉:ありがとうございます。
柏倉:『じゅんかん』。私は検診結果によって、自身の鏡となるアバターの体型を変えたり、筋肉を増やしたりといったRPG的なゲーム要素を追加したいと思いました。
熊倉:やりたいよねー!!世間でも携帯ゲームがかなり流行っていますよね。それだけゲームが人気ということなので、うまく使えればと私も思っています。
関根:『じゅんかん』。常備薬や郵送検診だけでは、あまり伸びないのではないかと心配しています。実際、私はここだけ力を入れても楽しくないなと。他人目線で見た感想で申し訳ないのですが。
熊倉:全然良いですよ!
関根:ありきたりなことを強化するのではなくて、セルメスタだからできること、みらかグループ入りしたからできることを伸ばしていければなと思います。ただの理想論ですが、感じたままに言わせていただきました。
熊倉:そういう意見はとても大事だと思っていて、やはり我々はサラリーマンですから「会議受け」する意見を言いがちです。私も関根さんのおっしゃる通り、「私達だからできること」に力を入れなければと思っていました。さきほど本田さんと話していたことを提案したいのですが、この場で発言するべきかどうかの物差しとして、「自分の最高価値観に則ってワクワクするかどうか」という基準を設けたいなと思いました。今の『目的地図』は私が作った「たたき台」ですので、みなさんの最高価値をどんどん「付加」していきたいです
藤谷:なるほど。リードリンクがこれまで言っていたことが繋がりました。すべてそこを「起点」にして発言されていたと感じました。
本田:『じゅんかん』で。この『目的地図』を観ると、運動ありきの「健康計画」になっていると思います。逆に運動をやりたくてもできない人を含めて、運動をしなくてもできる健康施策があると、もっと会員が増えるかなと思います。
熊倉:そうですね、今わたしが思いつく限りでは「マインドフルネス」や「食育」しか思いつかないのですが、他にもいろいろあると良いですよね。個人個人に合った「静」の健康施策があるといいですよね。
関根:『じゅんかん』の『じゅんかん』で。本田さんの提案はまさに私が感じていたザワザワのポイントでした。よくあるコンテンツの「ウォーキング」はもちろん入れつつも、「サウナ」や吉原さんが得意な「土いじり」、「食べる断食」などの項目があれば、健保の担当者も食いつくのではないかなと思います。
藤谷:『じゅんかん』。鬱の治し方やダイエット、腰痛などピンポイントな部分を相談できる場があるといいのかなと思います。医療費って結局、お医者さんに相談することだと思いますので。
熊倉;いいですね~。色々な意見が出てきますね!これでまた『目的地図』がアップデートできます。
1-2.「みらかグループ内のセルメスタ」としての『目的地図』
吉原:先日、熊倉さんと話して、やはりみらかグループと統合した後の『目的地図』を作成したほうがいいね、ということになりました。それを踏まえた『目的地図』の更新はされていますか?
熊倉:はい、しました。
吉原:ありがとうございます。では、その部分を共有するための「頭の循環」の時間を、今日は多く取りたいなと思っています。ではリードリンクから始めていただけたらなと思います。
熊倉:今回新たに作成した『目的地図』は、セルメスタとして「みらかグループ」をどのように活用していくかをベースに考えています。セルメスタの経営理念を実現するために、みらかグループのリソースをどう利用していくかに重点を置いています、或いは、「みらかグループ」としてセルメスタはどのような役割を果たしていくことが求められるかということに重点を置いています。
~新しい目的地図の説明~
吉原:では、新しくなった『目的地図』について『じゅんかん』がある方はおられますか?
奥村:『じゅんかん』で。先日リードリンクと話していて、どれだけ『目的地図』に反映するのだろうかと思っていたのですが、まさかここまで広がっているとは思いもしませんでした。そこで色々とみらかグループのグループ企業との連携が出てくると思いますが、優先順位としては「できるところから順番に」ということですかね?
熊倉:そうですね。みらかグループ各社と密にコミュニケーションを取ってもらって、すぐに取り掛かってもらえたらなと思います。例えば、営業であれば「商品が出来上がってからお客さんに紹介したい」という思いがあるかもしれません。しかし私としては、完成を待たずに「こうこうこういう事をやっています」というように営業してもらいたいです。
吉原:必要なものは得られましたか?
奥村:はい、100%完璧ではありませんが大丈夫です。
1-3.人の割当はどうする?
藤谷:『じゅんかん』で。PM(プロジェクトマネージャー)は、どんなイメージでの配置を想定していますか?
熊倉:やっぱりそういった質問になりますよね。この『目的地図』を見ると、「これをするためにはPMが必要だよね」とか、「みらかホールディングス本部とのやり取りは誰が行うのか」といった問題が出てくると思います。そこで誰をPMに置くのか、他のポジションは誰が行うのかといった話もしたいと思っています。
藤谷:なるほど、私もぜひやりたいなと思います。
熊倉:どちらを先に決めるのかを考えた時、吉原さんと話し合って『目的地図』を先に作成することを決めました。
吉原:まずやりたい事を先に書いて、現体制で実現するにはどうしたらいいのかを考えます。そこで優先順位が出てくると思うので、順位が低いものは行うのかやめるのかを決定。そして最後に業務のアサインをしていきます。最終的に、私のような外部の人間を割り当てることも可能です。
藤谷:最後にアサインなのですね。なるほど、わかりました。
1-4.今の組織図で対応できるものは何か確認する
関根:これで全部目的は出し切った感じですかね?やはり相当な規模だな、というのが本音です。これをどうやって割り振っていくかというところも興味がありますね。
熊倉:これを「グラスフロッグ」に入れる、ということだよね。
吉原:そこを一気にやるのは大変なので、「優先順位が高いが、今の組織図では担当が決まっていないもの」からリードリンク中心に決めていければなと思います。そうすると今の業務ができなくなるということであれば、また新たに割り振りを調整していきます。
関根:奥村さんと話したのですが、「私達じゃないとできないこと」が多くあるのだろうなと感じています。となると、私達が今やっていることを他の方に託して、新しい「私達にしかできないこと」を担当するのだろうなと。また、今出ている役割を文書として説明する必要があると思うのですが、リードリンクの中ではある程度考えはありますか?それともみんなで話し合っていくイメージでしょうか?
熊倉:はい、みなさんで話し合って決めていきましょう。たたき台があるところもありますが。
2.『目的地図』に沿った組織図を作ってみよう
2-1.「やりたい事」に対応するための組織図とは
吉原:今、すべての『目的地図』が完成したと思います。そして、優先順位がついていると思うので、今の組織に入れ込むとしたらどうするかを話し合います。この時、誰が担当するかは一度置いておいてください。「何を入れて、何を入れないか」という取捨選択が必要ですので、そこを議論していきたいなと思っています。まずはじめは、「優先順位が高いものをどうやって取り組むか」ですね。リードリンクから今の説明に補足はありますか?
熊倉:吉原さんのおっしゃる通りで、「優先順位が高いものをこなすためにどういう組織図にするべきか」ということですね。端的に言ってしまえば、今のセルメスタの組織図は「常備薬の斡旋をするための組織図」だと思っています。現状の組織図はみらかグループとのシナジーを発揮するための組織図ではないですし、他の部分でも『目的地図』と剥離している部分もあると思います。「じゃあ、どうするか」という部分を話し合っていければなと思っています。
~沈黙が続く~
吉原:では、このままですと時間がもったいないので、順番に『じゅんかん』していきたいと思います。関根さんからいきましょう。
関根:ちょっとまだモヤっとしていてわからないです。
吉原:「モヤッ」しているという『じゅんかん』ですね。では、柏倉さん。
柏倉:私もちょっとわからないのですが……。あっ『じゅんかん』です。組織図とか、今あるものは考えなくていいということですか?
熊倉:今あるものは考えなくて良いです。例えば、「今の組織図であればここが課題だ」という指摘でも大丈夫ですよ。「優先順位の高いものをやっていくために」というのを考えてくれれば。
柏倉:今ある組織図で考えていけばいいのか、やるべきことをやるために組織を変えていけば良いのか……。
熊倉:うん、どちらでも大丈夫です。とりあえず、モヤッとしているものも含めて、みなさん『じゅんかん』を出していきましょう。
柏倉:これから顧客が増えていくと、「ポイント管理をする人」と「顧客管理をする人」が必要になってくると思います。あとは「郵送検診を売っていく人」、ここでは「役割」と言えばいいのでしょうか?
吉原:そうですね。では、本田さん。なにか『じゅんかん』あればお願いします。
本田:完全に業態が変わるような変化だと思いますので、その変化を全社に説明する「役割」があってもいいのではないかなと思います。やはりすぐに理解するには難しいと思うので、そういう集まりなどがあるといいと思います。
吉原:いいと思います。絶対に必要ですよね。では、藤谷さん。記録しながらですがなにかありますでしょうか?
藤谷:では、あえて言いますが、ヘルスケアマーケティングの「健やか」が結果を出せていないことに不安を感じている部分はあると思います。多分、組織の作り方から見直さないと、全くの他人事になっていると思います。どこかで「健やか」をコントロールしていないと、営業しにくい部分が多々あるのではないでしょうか。ですので、本田さんが言ったように、「説明をする部署」と、セルメスタをよく知っている方をプロジェクトメンバーに選出する必要があるかなと思います。
熊倉:そうですね。ですからこのヘルスケアマーケティングの体制の見直しは、ぜひみなさんと議論していきたいですね。
2-2.その「役割」は本当に必要?
柏倉:質問なのですが、この後はどのように進んでいくのでしょうか?もうちょっとアイデアを出し切ってから、「タスク」が生まれて、「役割」を割り当てていくのでしょうか?
吉原:「役割」を出す前に、今の組織図で優先順位に対応できるのかどうかを話し合います。役割を「出す必要があるかどうか」をはじめに話し合います。
柏倉:はい、なんとなくわかりました。
吉原:では、まず前回の続きとなってしまうのですが、『目的地図』の再確認を行うのが良いかと思います。そして、リードリンクから追加や変更があれば話していただいて、その後みなさんに『じゅんかん』があれば出してもらいます。
~各自振り返り~
吉原:では、振り返りの時間を取りましたのでワークに入っていきます。最初に、柏倉さんの『じゅんかん』にもあったように、今の組織図と『目的地図』を比較した時に「重要指標になっているけれど、今の組織図に役割として反映されていないもの」があれば、挙げていくのがいいかなと思います。
柏倉:はい、では先に『じゅんかん』してもいいですか?『目的地図』にあって、今の組織図にないものとして、「健やかポータル」かなと思います。
吉原:みなさんは他にありますか?
熊倉:私は「EC担当」かな。
本田:「健やかサイトのコンテンツ企画」がないと思います。
熊倉:「健康経営の広場」のサイト担当。
柏倉:あの、なんて言うのでしょうか?リードリンクが言っているものをもう少し広げると、「情報発信」となるじゃないですか。メディアサイトとか、セミナー企画やメルマガの配信だったり、なんと言えば良いのかな?
熊倉:「メディア営業」って言うのかな?
柏倉:そうですね、そんな感じですかね。
関根:「SWP※」って会社だったっけ?
※SWPはみらかグループの会社の1社
熊倉:そうだね。
関根:そことの繋がりがある部署がないかなと。
2-3.すべての「やりたい事」はこなせるのか
熊倉:結構いい感じで出てますね。奥村さんはなにかあります?
奥村:優先順位は書かなくていいですかね?
吉原:さすがですね。優先順位をつけていきましょう。
柏倉:健やかポータルは1で、ECが2番。健保チャネルは1……。
熊倉:ほぼほぼ1だね 笑。大事なところは全部出してくれた気がします。
吉原:では、これに関して『じゅんかん』ある方おられますか?
奥村:役割が被るところがいろいろあると思うのですが、どのあたりで役割を分けるのかということで、「セルメスタの営業」と「SWPの営業」、「郵送検診の営業」と「ヘルスケアマーケティングの営業」で、どのように重なっていくのかなと疑問に思いました。
熊倉:素晴らしいポイントですね。『組織図2019』には「SWP」もあるかもしれないし、「ヘルスケアマーケティング」もあるかもしれないし、「セルメスタ」もあるかもしれない。みらかグループになりましたので、リソースの再配分が必要だと思うのですね。また、これだけ「優先順位1」のものが多いと、すべてをこなせるのかという話にもなるかもしれないですね。
3.「組織図2019」のシミュレーション
3-1.似たようなものはまとめて、すっきりさせよう
吉原:では、ここまではいいですかね?そうしましたら、1個1個のイメージを確実に理解したかの確認をしましょうか。ここまでのものでまだ『じゅんかん』があれば、今出してみてください。
熊倉:この「健やかポータルグループ」と「健やかECグループ」と、それから「健やかポータルコンテンツ企画」は、同じジャンルですのでひとつのくくりにできそうですね。
吉原:じゃあ、せっかくなのでそのくくりに仮に名前をつけておきましょうか。
関根:それぞれ「A、B、C」とかではだめですか?
吉原:名前をつけてほしいですね。パッと出てきたもので大丈夫です。後々に使えると思いますので。
柏倉:じゃあ、私がつけてしまって大丈夫ですか?「健やかグループ」で。すべてに「健やか」が入っていますので。
吉原:そうすると、4つの新しい役割のようなものができました。この4つのものがどういうものなのかは、みなさん理解してますでしょうか?
一同:はい、大丈夫です。
3-2.「組織図2019」のシミュレーション
吉原:では、この4つは「目的を実現するために必要なもの」という条件はクリアしていますので、今度は「2019年度の組織図」に入れた時にどうなるか、ということを議論していきたいと思います。
関根:では、先にリードリンクに仮の構想があれば、出してもらいたいのですがいいですか?
熊倉:はい。じゃあ、私の素案を出していきますね。「健やかグループ」と名前をつけたものは、セルメスタの組織図に新設します。ここは0→1のように新しい事業を開発するようなところなので、マネジメントコミッティメンバーに入ってもらいたいですね。事業開発ができる能力をもつ社員をメンバーに加えたいのです。
熊倉:「健保チャネルワーキンググループ」、「郵送検診ワーキンググループ」はみらかグループとのプロジェクトになるので、組織図に表現するかどうかというところなのですが、プロジェクトチームを作るという位置づけです。そして、「メディア営業運営グループ」には担当者を1名置く。
そして……
~すべての素案を出した~
吉原:ありがとうございます。では、リードリンクの素案に対して、なにか『じゅんかん』があればみなさんお願いします。
関根:じゃあ、ひとついいですか?『じゅんかん』。少し離れるのですが、来年ISOの中で「健康経営」を拡充したりだとか、新しく考えることがいくつかあったと思うので、そこも含めて考えてほしいなと思いました。また、人員のリソースは新しく人を入れるのか、それとも既存のメンバーで賄おうとしているのかをお聞きしたいですね。
熊倉:新しく増員したいと思っています。
吉原:『じゅんかん』です。関根さんがおっしゃっていたISOに関しては、人員補充の必要はないでしょうか?
関根:こちらは必要ないですね。人員配置を考える、いわば内部の調整という感じですかね。
吉原:なるほど、そういうことですね。では、私からもうひとつ『じゅんかん』を。「健やかグループ」に配置される方は、特に能力を求められるのかなと思うのですが、ここに配置する方の条件みたいなものを知りたいなと思います。0→1にする部署ですので。
熊倉:そうですね、セルメスタの既存事業を理解していて欲しいですね。
3-2-1.手放せる「役割」はないか
熊倉:『じゅんかん』です。なんだか、大事な部分が話されていない気がします。みなさん遠慮されてる部分がありそうだなと感じていますが、どうでしょうか?
関根:私はありません。今はこれだけ出てきたので、どういう役割付けを作ればいいかなと感じています。
吉原:関根さんありがとうございます。では、リードリンクからリクエストが出ていますので、みなさんに聞いていきたいと思います。柏倉さんどうでしょうか?
柏倉:役割のことを考えると、かなり不安になっています。なんとなく「この役割って自分に入ってくるのかなー」と考えてしまうと、負担が重たいなーっというのが本音です。どうなるかはわからないのですが、今の役割と新しい役割をどうバランス取っていくのかなと感じています。正直な今の気持ちです。
熊倉:本当にそう通りだと思います。今行っている役割で、手放せるものがあるのかどうかも考えたいですよね。「次世代マネジメントコミッティ」のような、役割が生まれてもいいと思いますし。
吉原:柏倉さん、必要なものは得られましたか?
柏倉さん:はい、得られました。
3-2-2.「既存の組織」は意識しない
吉原:本田さん、『じゅんかん』があればお願いします。
本田:どうやって役割を担えばいいのかが見えていないのですが。新しい組織に行ったら、既存の組織には関わらなくていいという形は難しいと思っています。ですので、既存を4割、新規を6割担当してどっちつかずの状態からスタートするのがいいのかなと思っています。ですので組織を作ったら、全員そちらの方にいかないほうがいいのかなと思っています。
熊倉:じゃあ私から『じゅんかん』を。本田さんが既存を4割、新規を6割がいいのかなと言っていますが、そもそも正解はないんですね。来年はどのような形が最適か、ということをみなさんと話し合って、納得して決めていきたいと思っています。
吉原:本田さん、大丈夫でしょうか?
本田:はい。
吉原:では次回までにやっておきたいことがあれば、その部分を話し合っていけるといいかなと思います。
関根:『じゅんかん』です。「たたき台」を出してもいいですか?今日いろいろな話を聞いてヒントを頂けたと思います。みらかさんが入ってきているので、既存の組織で考えると思考停止してしまいそうなので、基本は前を向いたような形で作っています。「こうなると面白いな」という考えです。
今日の議論で営業・内勤混合チームをなんとなくイメージできたのですが、営業と内勤を混合にするのではなく、まずは内勤を混合しようかなと思いました。元からある形は存続させて、一部の人をシャッフルして混ぜる形はどうかなと思いました。私は商社においては、営業がプロジェクトリーダーになるべきだと思っています。なぜかと言うと、営業が何を売りたいかに焦点を当てるために営業が中心になるべきだと思っているからです。幸い、2019年は準備期間と言われてますので、「やるべきことは一つしかない!」と集中できそうですし。
熊倉:『じゅんかん』。関根さんがいいアイデアを出してくれそうですが、関根さんのたたき台から作り上げましょうか?それとも、まずは各自で組織図を書いて持ってきますか?
柏倉:私も組織図を書きたいです。もちろん関根さんの話を参考にはしたいですが、自分の中に考えを落とし込むためにも作りたいですね。
熊倉:じゃあ、作れる方は作る形にしましょう!
ご覧いただいたように、今回は新しくなった『目的地図』に対する「組織図」作りを始めました。「やりたいこと」を正確に捉えて、優先順位をつけ、どのような組織図であれば対応できるのかを話し合っていきます。
次回は、セルメスタ「自主経営の“土台づくり”その⑦-『目的地図』作成のための大切なことは何?-」となります。