「社員の最高価値インタビュー」と題しまして、現在セルメスタで取り組んでいる『最高価値』についてインタビューを行ないました。今回は業務支援部チームマネージャーの佐藤琢也さんにお時間をいただき、佐藤さんの『最高価値』や、セルメスタでの仕事について色々とお話しをお聞きしました。これから『最高価値』ワークを始める方は参考に、またすでに『最高価値』を把握している方は自身の最高価値を今一度見直す機会にしていただければと思います。
1.我慢してきた幼少時代 やりたいことが出来ると、最高価値の『達成感』を感じられる
2.まず体験してもらい、そして気付きを得てもらう
3.これからもっともっと「健康経営」を社内に広めていきたい
4.毎日イベントがあって楽しい セルメスタは自身の『最高価値』にピッタリ
1.我慢してきた幼少時代 やりたいことが出来ると、最高価値の『達成感』を感じられる
熊倉:今日はお時間いただきありがとうございます。では、早速始めたいのですが、まずは佐藤さんの「欠落感」というものを教えていただきたくて。
たとえば、私の場合は小さい頃背が低くて友達にバカにされていたので、「どうやったら認めてもらえるのだろう?」と常に思っていました。また、母親がずっと仕事をしていて深夜まで帰って来ない状態でして、母親からするとそういうことではなかったのですが、「どうやったら愛されるのだろう?」と考えていました。それらの経験から「愛されていない、認められていない」という欠落感が生まれ、どうすれば愛されるのか、認められるのかということを考えていきました。根本的な部分を満たすためにはなんだろう?と考えたところ、私は『真我の探求』という最高価値になりました。
このように『最高価値』が生まれる背景には「欠落感」がありますので、「欠落感」を感じた幼少期の体験を教えてほしいなと思います。
佐藤:それで考えると、私は長男で「いろいろと自由が効かなかった」という体験がありますね。弟が二人いまして「一番上なのだから我慢しなさい」とよく言われ、やりたいことがあまりできなかった……というのが一番の「欠落感」かなと思います。
熊倉:なるほど……。「長男だから我慢しなければならない」ということだね。
佐藤:はい、親が「我慢しなさい」と言ってきたり、欲しい物もダメ!という感じでしたので。
熊倉:「弟の面倒を見なさい」とか、「家族の手伝いをしなさい」なども言われたり?
佐藤:それもありますね。弟を保育園に迎えに行ったりだとか、遊びたいのに遊べなかったですね。
熊倉:じゃあ自分の好きなことができない、やりたいことができないという「抑圧感」や「欠落感」を感じていたということですね?
佐藤:そうだと思います。
熊倉:そうすると、自分の『最高価値』はどういったものになりますか?
佐藤:やりたいこと、やってみたいこと、その欲求を満たすということで『達成感』ですね。
熊倉:なるほど。では、自分が興味を持ったことに対して「出来た」「やった」というのが『最高価値』なのですね。あっ、もしかしたら「やっている」という状態だけでも「達成感」は感じられているのかもしれないですね!
佐藤:そうですね。手を付けられただけでも満足ですね。
熊倉:そういった意味では「関心を持ったこと」に対してやらずにはいられない、という面もありますかね?
佐藤:そうですね!ですので、趣味といいますか、気になったものは手をつけてみたいという想いがありますね。それは仕事の面でも、色々なことをやってみたいということで繋がっているのかなと思います。
熊倉:なるほど。お話しを聞いていると、やっぱりなんだかんだ「兄貴」っぽいなと。面白いなと思いました。
佐藤:そうですかね?
熊倉:なんだか、佐藤さんの『最高価値』は家庭環境と上手くリンクしているなと思いました。関心を持ってしまうと、そこに対して関わりたくなってくるということですよね。その部分って、家族のお手伝いをやっていたことにも繋がるのかなと思いました。当時は嫌な時もあったかもしれないけども、その中でも自分が楽しめるポイントを見つけてこなしていたんじゃないかな。
佐藤:そうかもしれないですね。「嫌いとは思わずにやってみる」というのは大事にしていて、まず否定から入らないようにしています。
熊倉:『達成感』は価値観のゴールですが、プラスで「やってみる」という価値観も入っていますね。その2つが満たされたらもう最高!という感じですね。
佐藤:はい、お話ししているとそのように感じました。
熊倉:佐藤さんの『最高価値』がはっきり見えてきたね。
佐藤:そうですね、時間をたっぷりかけた甲斐がありました(笑)
2.まず体験してもらい、そして気付きを得てもらう
熊倉:佐藤さんは現在の仕事の中でどのような役割を持っていますか?
佐藤:最終的に「完璧に仕上げる」という役割や、あとはメンバーを引っ張っていくという役割もありますね。一人では何も出来ませんので、みんなを束ねなければなと思っています。
熊倉:今はチームマネジャーですもんね。具体的に言えば、どういった仕事をしていますか?
佐藤:給料計算が一番負担の大きいところですね。「間違ってはいけない」お仕事なので気を使っています。あとはプロジェクトでいえば「健康経営」ですね。まだまだセルメスタに根付いていないので、みなさんに参加してもらえるように啓発をしていっています。
熊倉:セルメスタの人事周りや、社員の健康をカバーするために「健康経営のプロジェクト」をリーダーとして担当しているということですね?
佐藤:そうですね。
熊倉:では、人事周りのお仕事と健康経営のプロジェクトの部分で、佐藤さんの『最高価値』はどのように発揮されていますか?
佐藤:健康経営というものは私にとって「未知の世界」でしたので、そこでまずやってみようと思ったところは、当てはまっているのではないかと思います。給与計算の部分では”完璧さ”が求められますので、「達成感」が感じられると思っています。
熊倉:なるほど。では、健康経営に関してチームメンバーも初めての体験だったと思いますが、どのように引っ張っていっていますか?
佐藤:他の人には「メンバーになったのだからやってみよう!」というように、まずやってみることを促しています。たとえば、セミナーにとりあえず参加してもらって、興味を持ってもらうようにしました。
熊倉:そうやって体験してもらうと、どのような反応がありますか?
佐藤:一度手を付けたらやらなければならないという思いが出てきたり、「健康経営ってこういうものなんだ!」と実態を掴んで、やるべきことがわかるようになっているみたいですね。
熊倉:さきほど佐藤さんが言っていた「仕事は一人ではやりきれない」という言葉通りに、周りのメンバーを上手く巻き込んでいますね。まずは先陣を切ってやり始め、時には後ろからサポートしているような感じですね
佐藤:はい、やりやすいように準備をしっかりと行なっているつもりです。
熊倉:もし、全員が石橋を叩いて渡るような慎重な人だったら、「誰が最初に飛び込むんだ?」と右往左往して進まなかったかもしれないよね。そこを佐藤さんが先陣を切ってくれてよかったです。
3.これからもっともっと「健康経営」を社内に広めていきたい
熊倉:健康経営で当初目指していた部分でいうのは、「体外的に見て評価される水準を維持する」ということだったと思うけど、佐藤さんの『最高価値』という面で見るとどうかな?
佐藤:そこは満足していますね。ただ、もう少し社員に浸透させたいなと思っていて、同時に一番の課題かなと思っています。今は「こんなことやっていたの?」と言われる時もありますので、「これってあのプロジェクトだよね」と言ってもらえる状態がいいなと思っています。
熊倉:どうしても健康経営のプロジェクトだと「マインドフルネス」だったり「ダイエットウィーク」であったり、参加する時に個人の決断が必要だもんね。
佐藤:そこが難しいところですね。
熊倉:本当にそうだよね。健康経営の前に「食育プログラム」を始めた時はたった2人でのスタートだったね。
佐藤:そうですね、今はこれだけ増えて良かったと思います(笑)ただ、まだ限られた人たちだけなので、もっと浸透するといいなと思っています。
熊倉:「食育プログラム」は結局何人くらい行なったかな?
佐藤:どれくらいかな……。うーん、社員で言うと3分の1くらいでしょうか。
熊倉:じゃあ15人くらいか。
佐藤:そうですね。
熊倉:「やってみる」ということからスタートして、健康経営では対外的に良い水準を維持、かつ佐藤さんはまだまだだと言いつつも食育プログラムもしっかりと広がっていっているよね。そう考えると、やはりしっかりと『最高価値』を発揮されていますね。
佐藤:はい、そうだと思っています。
熊倉:では、自身の『最高価値』が発揮されているとどんな気持ちになりますか?
佐藤:これまでの結果はまだまだだと思ってはいます。今は、健康経営のメンバーが変わったばかりなので、どのように馴染んでいくかということを考えていますね。
熊倉:多分メンバーの方からは「佐藤さんにサポートしてもらいたい」というような声がこれから出てくると思いますよ。また、セルメスタでの知見をみらかグループで発揮してもらいたい、という要望も出てくるかなと思います。
4.毎日イベントがあって楽しい セルメスタは自身の『最高価値』にピッタリ
熊倉:セルメスタのセルフメディケーションにいろいろな形で貢献するとか、もしくは行動指針(公平に成長機会を与える)等は、佐藤さんの『最高価値』の実現に繋がっていますか?
佐藤:繋がっていると思います。どちらを優先するかというと少し難しいと思いますが、どうしても働いている以上、経営理念は意識しますので。「貢献していますか?」という部分では、社員と話をしたりして公平さを意識しています。私のお客さんは「社員」ですので。
熊倉:そうだよね。では、逆に会社が佐藤さんに貢献していますか?ということを聞きたいな。「メリット」と言うとわかりやすいかな。
佐藤:そういうことですね。「達成感」というところに持っていくとするならば、会社のいろいろなやるべきことは「やりがい」に繋がっていると思います。
熊倉:会社の経営理念が給料や福利厚生以外の目的等に繋がっていれば、お金以上に得られるものがあるかなと思っていて。佐藤さんの「達成感」を満たすためには、またチャレンジする機会があると良いよね。
佐藤:そうですね。いろいろやらせてもらっていると思います
熊倉:やっぱり、一人で得られる達成感と、メンバーを巻き込んで得られる達成感は違う?
佐藤:はい、得られるものが違うと思います。毎日イベントがあって楽しいですよ。もし、他の会社であればこんなにも色々なことをやれていないと思いますので。
熊倉:佐藤さんがセルメスタで担ってもらっている役割は、自身の『最高価値』は合っているということかな?
佐藤:はい、合っていると思います!
熊倉:それは良かった。今はまだまだ想像はつきませんが、今後佐藤さんが最高価値を発揮してみらか本社が「ホワイト500」を取るようなことになったりしたら、とてもすごいことですよね。
佐藤:そうですね。そのためには「マインドフルネス」をもっとやらなければなと思います。
熊倉:そうだね、「マインドフルネス」は難しいよね
佐藤:でも、セルメスタにとってもメリットはすごくあると思っています。
熊倉:良かったです、そういう気持ちを聞けて。世間一般的な社会通念でいえば「会社のために」という考えになりがちですが、セルメスタはそういったことを考えていなくて、会社も個人もハッピーになることを目指しています。強い人であれば数年は我慢できるかもしれませんが、なかなかそういう人もいないから、自分が幸せになるために会社の方向性が合っていると良いのかなと思います。無理に仕事をやってもらわなくても『最高価値』に合った仕事を見つけられれば、自主経営にも繋がって上手く回っていくのではと思っています。
佐藤:なるほど、そういうことですね。
熊倉:では、最後に補足は何かありますか
佐藤:一番わたしが大事にしているのが、どれだけみんなと「信頼関係」が持てるかという点です。まず信頼関係がないと、仕事が何も進まないと思いますので。
熊倉:そうだね。そこも含めての「達成感」だよね。
佐藤:はい。
熊倉:今日はとても良い話をありがとうございました。
佐藤:こちらこそありがとうございました。