最高価値の目覚めとは?
本ブログでは、2018年からセルメスタ(現在の運営会社 IKIGAI WORKS株式会社のスピンオフ元会社)で行っている次世代型組織への移行の過程を記録していこうと思います。セルメスタにとっての次世代組織のキーワードとなるのが「最高価値」と「ティール組織」です。最高価値とは、人間行動学と自己啓発の分野などで世界的な権威として知られるジョン・ディマティーニ氏が約40年間にも及ぶ研究結果からつくりあげた「バリュー・ディターミネーション(価値観の特定)」というメソッドです。
結果が出ていても、出ていなくても、むしろ周囲から止めろと言われても、どうしてもやってしまう行動や、あなたの内側にあるワクワクするような行動の源泉のことを指します。
人生の目的であり、あなたのアイデンティティそのものと言うこともできます。一方でティール組織とは「社長や上司が業務を管理するために介入をしなくても、組織の目的実現に向けてメンバーが進むことができるような独自の仕組みや工夫に溢れている組織」です。
そんな行動の源泉となる最高価値を社員全員に考えてもらい、そして尚且ティール組織と組み合わせていく…それがセルメスタの次世代組織移行へのチャレンジなのです。そんな過程を最高価値の目覚めというタイトルで表現してみました。
ティール組織の詳しい説明はNatural Organizations Lab Inc.の吉原氏の記事を参照
→ティール組織とは?3つのエッセンスの基本を実務的に丁寧に解説!
→最高価値の説明と実際にやってみたレポートはこちら!
そもそも最高価値とティール組織とのつながりとは?
セルメスタの思うティール組織で重要な要素
ティール組織実現の要素として以下の3要素が重要であり、とくに3番目の要素が最高価値とティール組織のつながりだと考えています。
- ①組織自体を、株主や社長の所有物ではなく、一つの存在、生命体と捉える
- ②「自主経営」が可能となる仕組みや工夫を有している
- ③メンバー全員の能力が存分に発揮されていることや、個人的な不安やメンバーとの関係性の上での気になること等に寄り添いあえる
この「③メンバー全員の能力が存分に発揮されていることや、個人的な不安やメンバーとの関係性の上での気になること等に寄り添いあえる」ためには自分自身の最高価値を見つけることが必要であり、それがティール組織と最高価値のつながりなのです。
メンバー全員の最高価値が仕事で実現されていれば、自ずと能力は存分に発揮され、メンバー間でそれぞれの最高価値が共有され寄り添いあえることだと、私は理解しています。また、最高価値を見つけるプロセスでも、メンバーそれぞれが互いに寄り添いながら、それぞれの最高価値の発見のサポートを行うことで、豊かな土壌が育まれていきます。
なぜブログを書くのか
本ブログではセルメスタで働く社員の毎日の仕事の内容と、それが社員の最高価値の実現にどう貢献しているのかインタビュー記事として紹介したり、セルメスタのティール組織への移行過程をブログの記事として記録していこうと思います。その理由は外部以上に内部であるセルメスタで働く人々に見てほしいからです。
改めて自身の行動をブログを通して見ることで、客観的に自分たちの最高価値と仕事の結びつきを感じれると思いますし、改めて自分のことを理解するきっかけにもなると思います。
また、セルメスタという組織が今まさにより良い未来に向けて変わっていくのだという挑戦を記録することは、私の「真我の探求」という最高価値の実現の軌跡でもあります。このブログをご覧の組織開発や人材開発をなさっていらっしゃるご担当者、経営者方々にはこの軌跡を末永く見守っていただけると幸いです。
IKIGAI WORKS株式会社 代表取締役 熊倉利和
株式会社セルメスタ 前 代表取締役 熊倉利和